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2009年07月 アーカイブ

2009年07月01日

本書はマルクス主義の文献の中でも

本書はマルクス主義の文献の中でも最も広範に読まれていた文献の一つである。そして反対者・批判者からこれを典拠とする批判も数多く行われている。そのうちの最も多いものの一つが「共産主義者は、これまでのすべての社会秩序の暴力的転覆によってのみ、自分の目的が達せられることを、公然と宣言する」という叙述への批判である。また、バブーフの財貨共有制を批判したものの、生産手段と生活手段の区別がなく、「ブルジョア的所有の廃止」というスローガンと並んで「私的所有の廃止」という目標も掲げられていることが、「共産主義は私有財産をとりあげる」という批判の根拠になった。マルキスト側からは、暴力革命は当時の欧州の議会状況を反映したものであること、マルクスらは後年これらの見地を捨てたことなどが反駁としてあげられている。

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しかしながら当時の正義者同盟も共産主義者同盟も非民主的な方法で社会の変革を目指す一つの秘密結社であったので、実際の方法論としてはマルクスも、シャッパーやヴァイトリングも暴力革命の路線を一時的にせよとったであろうことは推測される。なお最も明確に最後まで暴力革命路線を持ちつづけた同盟関係者はヴァイトリングであった。

「経済学の巨人」と言われるジョン・ケネス・ガルブレイスは「『共産党宣言』は、その政治的インパクトもさることながら、政治のスタイルにより深い影響及ぼしました。断定的で、非妥協的で、突き進んでいく調子は、すべての政治家の意識に深く浸透し、マルクスの名前に怖気をふるう者や、その名前をハートやシャフナーといった男性服と結びつける者にまで影響を与えました。その結果、アメリカの民主党員や共和党員、イギリスの社会主義者や保守党員、フランスの右翼や左翼が自分たちの目的を人々に訴えようとするとき、『宣言』のようなたたみかける調子がまず本人の耳に響き、やがては一般大衆の耳にこだまするのです。そんなふうに言葉の調子だけをととのえた演説がひどいものになるのは当然のことです」と評している(『不確実性の時代』)。

2009年07月13日

御用組合

御用組合(ごようくみあい、[英]yellow union[独]Gelbe Gewerkschaft[中]黄色工会)とは、雇傭者(使用者)側が実権を握っている労働組合を指す。俗に黄色組合(おうしょくくみあい、きいろくみあい)とも言われる。対義語は紅色組合。
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本来、被用者(労働者)によって組織されている労働組合は、労働組合法によって雇用者(使用者)側の直接の介入を禁じるものと定義づけられているが、間接的な介入によって合法的に、または司法の目を盗んでの直接的な介入によって雇用者側は労働組合を手中に収める事が可能である(例えば組合幹部の出世を約束することを引き換えに首切りや賃下げに応じさせる、など)。こうして雇用者側に支配された労働組合をこのように呼ぶ。これらの行為は日本においては労働組合法で黄犬契約として禁止されている。

被用者に対する賃金の引き下げや労働条件の変更などは、労働組合の了承をとらねば施行することができない(法的に絶対そうだとは言い切れないが、経営上労組と決定的に対立していては円滑なリストラは困難なのが実情)ため、御用組合がある企業においては、雇用者は被用者の社会的な生殺与奪の権利すら得ることになる。経営者と癒着した労働組合幹部が、労働貴族と化すことも少なくない。

2009年07月30日

アブギダ

アブギダ(英: abugida)とは、子音の字母に特定の母音(随伴母音と呼ばれる。しばしば a 音だがそうでない場合もある)が結びついているため、単独の子音字母が随伴母音つきの子音をあらわす文字体系のことである。随伴母音以外の母音は、ダイアクリティカルマークを付加するなどのきまった表記規則によって表す。

アブギダは、ブラーフミー系文字に属する数百の文字体系を含むため、現在世界で使用されている文字体系のおよそ半数は、アブギダであることになる。ほかにアブギダに属する文字体系としては、カローシュティー文字(消滅)、現代のエチオピア文字(かつてはアブジャドだったがアブギダに変化した)、カナダ先住民文字の一種のクリー文字(ただし正書法の違いから真正のアブギダとは言えない場合もある)などがある。

アブギダという用語もアブジャドと同様で、Daniels の創作である。エチオピア文字のセム系文字で一般的な順序での、最初の 4 文字の読みからきている。
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アルファベット(英: alphabet)とは、すべての母音と子音を、各々独立した字母で表記する文字体系のことである。

アルファベットは、ラテン文字やキリル文字のように多くの言語の表記に用いられる文字体系を含むため、現在世界で使用されている言語のうち文字を持つものの大半は、アルファベットで表記されていることになる。

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